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おじいさんとヤマガラ」 大人が読んだ みんなの声

おじいさんとヤマガラ 作・絵:鈴木 まもる
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2013年03月11日
ISBN:9784097265078
評価スコア 4.46
評価ランキング 11,083
みんなの声 総数 12
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  • 優しい目をいたおじいさん

    優しい目をいたおじいさんに惹かれて図書館から借りてきました。

    毎年、ヤマガラがやってきて、ヒナが育つのが楽しみなおじいさん

    です。2011年3月11日の事故の後、おじいさんは心配で心配で

    仕方ない様子が綴られています。

    おじいさんが、生きている間は、すこいでも自分のできることを

    して、みんなで一緒に元気に暮らして行こうと思っているおじいさ

    んの優しさに感動しました。

    投稿日:2019/05/09

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  • 考えさせられます!

    2011年3月11日の東日本大震災による放射能問題。
    地球は人間中心ではないということを,本当に考えさせられる絵本でした。
    あの日からたくさんの人々はもちろんですが,たくさんの動植物も犠牲になったのです。
    私達人間は自然と共に他の生き物と共に共存しているということを改めた思い知らされました。

    投稿日:2015/03/12

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  • ものがいえない命の代弁

    うわぁ〜、「全ページためし読み」が
    出来たんですね・・・
    図書館の震災関連コーナーにあって
    鈴木まもるさん?と
    思って借りてきました

    前回読んだ「つかまえて」とか
    「だんろのまえに」とか
    かわいらしい絵の印象が強いのですが
    『鳥の巣研究所』???
    全国各地で、鳥の巣と絵画の展覧会を
    開催している?
    と、HPを見たら、あらあら・・・すごいぞ

    この絵本は、3・11大震災の被害について
    取り上げています
    2014年3月11日に発行しているのにも
    意図があるのでしょう
    津波の被害の沿岸の方ではなく
    原子力発電所が
    いくつか山を越えたところにある
    山に住むおじいさんからのメッセージ

    そのおじいさんのライフワークである
    巣箱作りと
    その巣箱にくるヤマガラとの交流

    と、いっても、ヤマガラが訴えているわけではなく
    ものが言えない鳥だからこそ
    人間が考えなければいけないことを
    考えなければいけないのでは?と
    静かにおはなししてくれています

    25年前のチェルノブイリ原子力発電所事故についても
    触れています

    鈴木さんの絵に出てくる
    動物たちはとてもかわいらしく愛くるしい
    おじいさんの傍らに犬と
    気まぐれそうだけど一緒のねこ

    おじいさんは一人暮らしでも
    そんな動物たちと
    心を通わせているのかな

    最後のページ

    「いきているあいだは
    すこしずつでも じぶんの できることをして
    みんなで いっしょに げんきに くらしていこうと
    おじいさんは おもっています」

    の言葉は、胸に沁みます
    あとがきも、しっかり読ませていただきました

    対象は3歳からになっていますが
    小学生から大人まで
    幅は、広いと思います

    投稿日:2014/06/22

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  • 原発事故と野生の鳥たち

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子19歳、男の子17歳

    原発事故と野生の鳥たちについて、静かに語るストーリーです。
    山の中に住むおじいさんは、春先に家の周りの木々に巣箱を設置し、
    ヤマガラという鳥たちがやってきて巣にし、子育てをする姿を眺めるのが
    楽しみなのです。
    ところが、3月11日、大きな地震で津波が起き、おじいさんの住む所から
    少し離れた場所で原子力発電所が壊れ、放射能が漏れたのです。
    直接は見えないものの、その影響を心配するおじいさん。
    そんなことは知らずにいつものように子育てをするヤマガラたち。
    でも、確実に、やってくるヤマガラたちは減っていったのです。
    淡々としたストーリーですが、放射能汚染の現実をそっと教えてくれるように思います。
    そして、自分たちにできることをしていくことの大切さも、伝わってきました。
    鳥の巣研究家ならではの、的確な視点だけに、リアリティがありました。
    小学校のおはなし会で読みます。
    子どもたちといっしょに考えていきたいです。

    投稿日:2013/05/09

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