はじめてのクリスマス(偕成社)
人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本
もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
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このスケールのでっかい絵本はなんだ!? ページの大きな挿絵は、南極へのあこがれで描いた 世界中の子ども画伯の作品だ。 ページのそこここに描きとめられた挿絵は 実際に南極航路で体験・見聞した記録だ。 乗り込んだ船の大きな見取り図、スナップ写真いっぱい、 乗組員一人ひとりの名前、みんなの衣装そのままに 楽しく手をつないだイラスト。 日々刻々と変わっていく氷山の写真、大空のオーロラのこと、 ペンギンやクジラの話はもちろん、 昔むかしここに挑んだ勇敢な探検家たちのこと…。 一冊の絵本に入りきらないほどの南極日記。 百聞でも、一見でも、体験でもおさまらないぞ。 著書アリソン氏の発想に驚く、 30日の船旅を終えて、何もなかったように 家へと帰っていく父と子なんだから。 とっても爽やかなおどろきだよ。 感謝、感謝。
投稿日:2016/02/27
とっても素敵で壮大な『南極旅行』の物語でした。 主人公はソフィー・スコット。 歳は描いてないけど、たぶん11,12歳くらいの女の子です。 南極大陸へ行く船の船長さんの娘で、特別に一緒に南極へ連れて行ってもらった時のおはなし。という設定でした。 実際、南極を訪れたのは作者のアリソン・レスターで、後書きを読むとなんと6か月も行っていたそうです。 こういう極寒の地に半年も生活するのは、専門家でも結構大変なんじゃないかなと、思います。 作者本人が行ってきたからこその、 天候の時の海や船の状況がどうなるとか、海が荒れるとみんなの食欲が落ちるとか、 現地へ行ったからならではからならではの、ちょっとしたリアルに見てきた出来事が、 物語の要所要所に練りこまれていたので、 読んでる方は「生の情報」が伝わってきて面白味が増しました。 写真や絵がいっぱいなので、魅入っているとたいして長くない作品だと思えましたが、改めて読み直してみると、旅行日誌なので意外と文章が長かったです。 ブック・トークで紹介ならできそうですが、読み聞かせをするにはちょっと長すぎますね〜。 でも、とってもわかりやすく楽しくまとめられている『南極旅行』なので、ぜひ、たくさんの子どもたちに読んでもらいたいです。 一人読みで、書いてあることが楽しく理解できるのは、小学校の高学年くらいからでしょうか。 とにかくいい作品です。 思わず、「小峰書店ってやるな」と、思ってしまいました。
投稿日:2013/11/02
私は小松左京さんの原作である復活の日という映画を何度も観ています。南極が見事に描かれているからです。それだけにこの本はひじょうに興味がありました。これはとてもわかりやすく、南極の魅力を伝えてくれます。この本はソフィースコットさんの旅行日記ですが、南極がひじょうに身近に感じられました。こんなに南極をやさしく教えてくれる本に出会ったことがありません。素晴らしい本だと思います。
投稿日:2022/08/09
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