電車好きな人も、そうでない人にも面白い作品だと思います。
見てればしかっくから伝わってくることで、当たり前の情景を当たり前の言葉で端的に語ってありました。
1つ1つのページの文字は控えめで少なく、分かりやすいです。
「でんしゃがきた」といういろいろなパターンを描いてくれている作品でした。意外とページ数が多いのにちょっとびっくりしました。
もう少しページが少ないと、もう少し低年齢のお子さんからでも聞けるかな?と、思ったのですが、
作者の一番描きたかったのは、ラストシーンの「三陸鉄道北リアス線」の復興だと思うので、
あまり小さないお子さんよりは小学校低学年以上のお子さんたち、もしかしたら、中学生や高校生のお子さんたちに紹介したり読み聞かせに使ったりしてもいいのかな?と、思いました。
*《三陸鉄道北リアス線》は、あの東北大震災で起きた津波により大きな被害を受けた鉄道で、その復興は、その地に住む人々や町そのものの復興の象徴なのかもしれません。