「おたまじゃくしの しょうがっこう 」 大人が読んだ みんなの声

初版はもう何十年も前のお話なのに，現代の子供たちにもすんなりと入り楽しめるかこさとしさんの絵本は本当にロングランだなと思わずにはいられません。
この味わいあるイラストもとても素敵。
小学校入学前後の子供たちにぜひ読んでほしい絵本に思いました。

かえるのおとうさんは、校長先生で、いつも悪いものがこないか辺りをみて周り、ついでにゴミを拾ったり掃除をしたりして学校を守っているのがいいなあと思ったし、微笑ましく思いました。ナマズから、すばやくリュックの中から持ってきた石ころを取り出してナマズのくろいかげをめがけて投げつけたのがやっぱりとうさんがえるだなあと思いました。おたまじゃくしの小学校もあいうえお”の勉強をしたい、たのしい俳句の勉強したりするんだと楽しく読めました。お弁当を探してあげたり、なかなか親切なお友達もいて好感が持てました。絵は、懐かしい気持ちになれて昔が懐かしかったです。

『おたまじゃくしの101ちゃん』の続編ということで、
私はまだこの作品を読んでいないのですが、
これはこれで十分楽しめました。
いちべえ沼のオタマジャクシたちは、101匹いたものの、
84匹に減り、いよいよ後ろ足が生えそろったということで小学校に入学することになったのですね。
先生はお母さんカエル、校長がお父さんカエルというのも、なるほどです。
おや、小さくて分かりにくいですが、それぞれランドセルを背負っていますね。
国語、算数、体育、なかなか本格的です。
お弁当遠足の最中には、天敵のナマズが！
でも大丈夫、校長先生が守ってくれますよ。
小学校での学びの楽しさ、大人に守られている安心感が伝わってきて、
うれしかったです。
かこさとしさんの思いがギュッと詰まっているせいでしょうか、
俳句や言葉遊びなど、少し高度な内容ですが、
小学校の光景そのままですから、子どもたちにも共感してもらえると思います。
小学校のおはなし会で読みます。

何匹かが食べられたり何だりしちゃったりして84匹まで減っちゃったっていうのがなかなか現実的だなと思いました。小学校の皆が考える俳句はなかなか面白く、なるほどと思いながら読みました。お父さんとお母さんが先生なんていいなあ。