名作です。
ハリーはお風呂が嫌いな黒いぶちのある白い犬。お風呂にお湯を入れている音を聞いて、ブラシを庭に埋め、そのまま遊びに行きます。
どろどろに汚れて、いつのまにか白いぶちのある黒い犬になっちゃって、家族がハリーと気が付いてくれません。
どうしよう?
そうだ、お風呂だ!
と、私が書くとハリーの気持ちを書いてしまいますが、
この本はそうではありません。
ハリーの行動をちゃんと追うのです。
ハリーが何をどうしたか、が書かれる事で
小さい子の頭の中でハリーの動きが明白になる、と
松岡享子さんが「えほんのせかいこどものせかい」で
述べていて、なるほど!と納得しました。
こどもの連想しやすい視点をきちんと持っている本です。
小さい子から小学生まで、喜ばれると思います。