表紙がかわいくて、思わず買ってしまいましたが、これは大正解。
かなりの名作ですね。
林明子さんの絵のかわいさ、子どもの描写の素晴らしさはもちろん、ストーリーも最高です。
娘も引き込まれるように読んでいます。
こんは、あかちゃんのあきちゃんを見た時に、きっと“刷り込み”されたんですね!
「ぼくがこの子をかわいがって、守らなくちゃいけない。」
という刷り込みです。
優しい親のような、頼もしいダンナさまのような気持ちに…。
だから、あきちゃんの前では決して弱音を吐かないところが、本当に健気で、胸がキュンとなります。
あきはこんのおかげで、子どもとして子どもらしく成長している様子が、何よりかわいく思えます。
いろいろと事件は起きますが、ひとつひとつ一生懸命クリアして、最後には、こんもあきも心から甘えられる、おばあちゃんという存在のもとにたどり着き、「よかった!」の結末。
あ〜、本当によかった!と思える、素敵な一冊です。