「こん」は、「あき」ちゃんが生まれた時から一緒にいる狐のぬいぐるみ。
あきちゃんがだんだん大きくなるにつれて、こんも古ぼけてきて…。とうとう腕がほころびてしまったので、おばあちゃんに直してもらいに出かけます。
ここから、ふたりの小旅行がはじまります。
電車に乗って、がたんごとん。
お弁当を買いに出たこんが戻ってこなくてドキドキ。
さきゅうえきについて、さきゅうで見知らぬ足跡を見つけてわくわく。
こんが犬にさらわれちゃって、どうしよう!
小旅行は冒険の連続です。
電車のシーンや、こんが犬にさらわれてしまうシーンが妙にリアルで。ファンタジーだということを忘れそうです。
最後はちゃんとおばあちゃんと再会します。そして、こんを直してもらって、一緒にお風呂に入って。
ほんっと気持ちよさそう!
うちのぬいぐるみたちも、修理してお風呂に入れてあげなくちゃな…。
そんな気持ちになる一冊です。