林明子さんの、「くつくつあるけ」「おててがでたよ」が大好きだった息子。
ある日、図書館で、「こんとあき」を見つけました。
まだ2歳になったぐらいの頃です。
うーん、困ったな、これ、読むところがいっぱいある。
飽きずに聞いていられるかな?
でも、息子は絵本を離しません。
しかたがなく、借りて帰りました。
うわあ、かわいい絵!
家に帰って、改めて絵本を開いてみて、思わずこんな言葉が口から出てしまいました。
こんも、あきも、ぎゅうって抱きしめた〜い!
これは、大人好みかも…、と思いきや、
息子は大夢中。
明らかに、絵本の対象年齢よりも幼かった息子ですが、
この絵本は、ちゃんと最後まで、聞いていられました。
何度も何度も読んで、何度も何度も図書館で借りることになりました。
返すときは、涙目で「返しちゃうの?」
あまりの事にあきらめて、その後、絵本を買うことに。
ようやく、息子は、さよならすることなく、
こんとあきと、ずっと一緒にいられることになったのです。
実は、実家にも「こんとあき」がいます。
二冊同じ絵本を買ったのは、後にも先にも、「こんとあき」だけです。