120冊ほど家に絵本があります。
その中で一番私が気に入っているのがこの”こんとあき”です。
こんの、あきちゃんに対する愛で溢れています。
とはいっても体を張って守るわけじゃなく(一部体を張りましたが)、あきちゃんの気持ちを守るというのでしょうか。
あきちゃんに寄り添う姿がとても愛おしい。
とても素敵なストーリーです。
それと私が思った事は言葉がとても丁寧だという事。
文章自体はそんなに長くないのに、作者の意図が、登場人物の気持ちがすごく伝わってきます。
句読点のバランスも考えられていて、きちんと句読点通りに読む事で自分が登場人物になったかのように、物語に無意識のうちに引き込まれていきます。
徐々にではありません。
最初の一文で絵本の世界へ行けます。
そして本当に自分が”こん”になって、”あき”なっているような錯覚を引き起こします。
文字を読むのがもったいないと思うぐらい、言葉の羅列も美しく、何度も読みたい作品だと思いました。
読んでいない方にはぜひ読んで欲しいです。