『MOUSE SOUP』が原題。
表紙の絵と相まって、興味をそそられます。
でも、三木卓さんの意訳も素敵です。
木の下で本を読んでいたねずみは、いたちに捕まり、食べられそうになります。
ねずみのスープを作ろうとしているところへ、ねずみは機転を利かせて、
そのレシピを申し出るのです。
それはおはなしを4つ入れること。
かくして、ねずみは、4つのおはなしを語り始めます。
どれも軽妙なストーリー。
でも、さらに、レシピには続きがあったのです!
これは痛快です。
おはなし好きなねずみならではの知恵です。
そのおはなしも、ラストへ向かって、絶妙な題材です。
読書週間にもぴったりだと思います。