ピッポちゃんという女の子の住む家の隣に、新しい家が建ちはじめました。どんなお家ができるのかワクワクし、お家が完成すると、今度はどんな家族が越してくるのか、とても楽しみにしていたピッポちゃん。なんと引っ越してきたのは、ヒツジさん一家だった。
お隣さんとの暖かい付き合いが幼児の知育にもなる、と書いてあるけれど、それを抜きにして、絵本として十分にたのしめる構成になっています。
お父さんのは大きいもの、お母さんのは中くらいのもの、カジパンちゃんのは小さいの、という生活に身近なものが次々と繰り返し出てきて、絵の雰囲気と溶け合ってほのぼのとした気持ちになれる物語です。