仲良し3人組、けん・ひろし・くみが夢中で遊んでいると、突如異空間へトリップし、ハラハラドキドキの冒険を繰り広げる空想活劇。
起承転結がはっきりしていて、息を呑む山場もあり、目を見張るような大画面の描写も楽しめますが、だいたい決まった展開で終わるパターンは、時代劇のような安心感もあります。
年長さんから読み始めた息子は、まさに今がブーム。春に一緒に小学校へあがる友達を見ていると、ちょうど、けん・ひろし・くみのように見えてきて、からかって「3人揃って“あん・ぽん・たん”だ!」と言うと、「ちがーうっ!!」と答えるものの、おそらく自分を“わんぱくだん”に投影して読んでいるじゃないかと感じます。
ページのどこかに登場する謎のクロネコがいて、猫好きの我が家は、息子と競争で探すという楽しみもあります。
又、忍者道具をおりがみや新聞紙で作っているのもいいですね。工作が好きな息子がなにか忍者道具を作ると楽しいだろうなぁ、と待っています僕です。
シリーズの中でもっともっと楽しい作品を見つけようと、ますます“わんぱくだん”にハマる我が家です。