『こころとしんぞう』は、中川ひろたかさんの言葉と村上康成さんの絵で綴られた、ドキドキの秘密を探る楽しい絵本です。この物語では、主人公の「ぼく」が運動会の前夜から始まる一連のドキドキ体験を通じて、自分の心臓がどんな働きをしているのかを発見していきます。
運動会での緊張、レース後の興奮、そしてクラスの特別な誰かを見たときのキュンとする感じ。この絵本は、そんな日常のいろんなドキドキが実は心臓と深くつながっているってことを、めちゃくちゃ分かりやすく教えてくれるんです。
村上さんのカラフルで動きのあるイラストが物語に活気を与え、中川さんのシンプルで心に響く言葉が、どんなドキドキも大事なサインだと気づかせてくれます。ちょっとした日常のドキドキが、実は自分の体と心が一緒になって作り出している不思議な力なんだと教えてくれるんです。
自分の体の中で何が起こっているのかを発見するのに最高の一冊です。家族で一緒に読んだり、学校で友達と話したりするのにもぴったり。読むたびに、「あれ、今のドキドキはどういう意味かな?」って、自分の感情や体の反応にもっと興味を持てるようになるかもしれません。