ひたすら、主人公が泣いてしまう。
もう、ただただ、色々なことで、泣きまくる。
でも実は、この主人公の子、泣きながら、こちらの反応を指の隙間から観察しているような。
こんなことで、泣いちゃうけど。
で、どうよ?
みたいな。
最後に、実際、どうよ?とまとめて聞いているけど、実は毎回泣き出す前から、大人を試しているような感じ。
ちょっと知恵がついてきた年齢の幼児のもつ、客観性がやんわりかつシンプルに表現されているように感じます。
そして、読み聞かせされている娘も
「そんなことで泣いちゃうのかよ〜」
「また、泣くのかい!」
と、ウケつつ冷静に突っ込んでいる。
割と自分も色々なことで泣くのを棚に上げ(笑)、他人のことは意外と客観的に見ている。
そんな部分もあぶりだしてくれる、作品です。