主人公は、ちょっと欲張りで頭の毛がぼさぼさしているすずめの「ぼさぼさ」くん。
仲間よりもすこ〜し欲張りな彼。
ある日、麦をいっぱいつんだ列車を発見します。
麦の山に飛び込むと、「ぼくは、世界で一番たくさんの麦を持つ世界で一番大金持ちのすずめなんだ!」
と大喜び。
ところが、お腹がいっぱいになってくると、ひとりぼっちなのに気がつき、だんだんさびしくなってきて・・・
食べ物がたくさんあったって、それだけで幸せにはなれないよね。
苦しみや楽しみを分かち合える友達がいなくっちゃ。
ぼさぼさくんも、それに気がついてよかった。
厳しい時こそ、仲間と一緒に苦労して乗り越えていく力を身に着けたい。
かわいいすずめたちが、とても魅力的です。