息子のクリスマス・プレゼントは何がいい?と母に聞かれ、迷わず「エリック・カールの絵本!」と答えました。
いい絵本だと分かっていても高くて自分で買うには手が出なかったのです…。
母が送ってくれた2冊の絵本のうち1冊がこの本でした。
ひとりぼっちで海の底に立った時のやどかりの不安な気持ち、だんだん友達が増えてきて自信を身につけ、最後には友達を守ってやりたいと思えるほど強くなりました。
再び新しい貝殻の家を見つける為に海の底にひとりで立ったやどかりですが、もう寂しくはないのでした。
子供にも分かりやすい簡単なお話ですが、私はとっても深い意味のある話だと思います。
人生は一人で考え、工夫して頑張ることが大事だけれど、それと同じくらい、友達と助け合い、思いやりを持って生きていくことも大切なのです。
そんな友達と別れる時は悲しいけれど、広い世の中には自分の知らないたくさんの友達がいる。小さな不安と、大きな期待。
大人になるまでに誰もが経験することですよね。
海の中を描いた絵もダイナミックで、息子も大喜びです。