やどかりが小さくなった家を捨てて、新しい家を探す話。と、簡単にストーリーを説明できるのですが、いろいろと考えさせられる1冊でした。
エリック・カールの絵本には2種類あると思います。単純に絵柄やストーリーを楽しむことのできるものと、読んだ後でじっくり考えてみたいものと。この本は後者でしょう。もっとも、子供はやどかりの引っ越しをおもしろがっているだけでした(やどかりが殻を変えるということはまなんだようでした)。
今の私にとっては、「母親として子供のそばにいたいからという理由で専業主婦を続けているのは、そろそろ終わりにしたら」という、メッセージのようでした。さて、そろそろ考え時です。