やどかりがひっこししたばかりの地味なおうちを楽しくしたくて、毎月毎月一緒に住む友達に出会っていくのに喜びを感じました。
息子も1月、2月・・・と進むにつれやどかりのおうちがにぎやかになっていくのが気にいって、何度も読みたがりました。
一年たつとやどかりが大きくなったのでまたおひっこししなくちゃならない。
仲良く暮らしていた友達との別れは切ない。
でも切なさに勝るやどかりの成長と力強さに明るい気持ちになります。
出てくる海の生き物たちが生き生きと美しく描かれているので、絵としてもすばらしいです。
本題とは別に、何回読んでも「やどかり」を「ざりがに」という息子がほほえましかった。