中のページが楕円形になっていて真ん中に紙質の違う透けるキャベツのページがあります。このページが絵本の中で役割を果たしているのかどうかは・・疑問ですが、インパクトになり手に取ったのも事実。
絵の狼は、はじめから色鉛筆での毛並みで怖さだけではなく人のよさも感じます。
「ちいさなちょうちょが自分みたいに大きな目もはいいろの毛もないのにひかり輝いているのはなぜだろう・・?
ちょうちょはキャベツ畑で忙しく働き楽しく暮らしているだけ・・といいます。
キャベツ畑に光輝くひみつがあるのか!と訪れた狼。キャベツをころがして虫たちは大パニックに・・・
ひとつひとつ・・キャベツを元の場所にきちんと戻して帰る狼の身体いつもより光輝いていました。」
狼とちょうちょという組み合わせの以外さと水彩と鉛筆の優しい色合いの絵からやさしい心・・・を自然に感じられました。