映画化された作品だったので読んでみました。
読んだ第一印象は、確かにスケールの大きい話なので、映画向きだということ。
お話は、カミカミゴックンという町が舞台。
ここでは、一日に三回、空から食べ物が降ってくるというまさに奇想天外な設定なのですが、子供にとってはたまらないお話でしょう。
衛生局が、町じゅうの残った食べ物を取り除いたり、レストランは屋根がなかったりと、細かいディテールもしっかりしています。
ところが、異常気象?というやつか、だんだんその降ってくる食べ物の量が多くなってくるという事件が発生してからが本当の見所になります。
ストーリー自体、本当に手放しで楽しめます。
絵も細かい描写をしているのですが、人物描写が少し怖いと受け止める向きもあるかも知れません。
映画のようなキャラクターで描いた方が良かったという感じがします。
空想好きな子供にはピッタリの作品です。