高楼方子さんというと、私のなかでは長編ファンタジー(「時計坂の家 」や「わたしたちの帽子」など)のイメージが強かったので、この作品は意外でした。
こんな面白い絵本を描かれているなんて・・・
その名の通り、ケチなケチルさんの愉快なお話です。
綿密な計画が、ちょっとしたことで崩れ落ちる様は、気の毒だけれども笑ってしまいます。
私もそうですが、こういう失敗って・・・・みんなありますよね。
それでもラストはなんだかめでたしめでたしの雰囲気が、読んでいてとっても気持ちよかったです。
お金もうけのほかにも、大切なことや楽しいことがある。
そんなことを教えてくれます。