「ヨーン」とは石垣島の言葉で「夜」。
その、昼でも暗い18キロの道を裸足で必死に走り続けた女性の半生。
夫を戦争にとられ、5人の子をかかえ、必死に働いて町へ物を売りに走る・・・
戦地から戻った夫は負傷して働くことができず、結核も患っていたため、
家から10キロ離れた小屋へ寝かせておいての看病や食事運びも加わります。
夜中に疲れ果てて帰宅し、縁側で泥だらけの足を投げ出したまま寝て、
朝3時には起きるという生活。
9年後に夫の最期を一人で看取り、子どもたちと荼毘に付す場面はもう・・・
悲しみでなく、怒りで心が爆発しそうでした。
この本を貸してくれた友人に感謝しています。
そして、この怒りを何か行動に移そうと思います。
遅いかな?遅くはないですよね?
読んで、知って、怒ってるだけでなく、
声をあげなきゃ、何も変わらない。