私が小学生の時、修学旅行で広島の平和記念資料館へ
訪れたことがあります。
その時に見聞きしたことは今でも拭うことができないほど
それはそれは恐ろしいものでした。
でもこの絵本のお話に出てくるみいちゃんを初め
原爆の被害を受けた人達はこの恐怖を現実に体験したのです。
ごく普通に過ごしていた朝のひと時、
一瞬に原爆の光と共に広島の人々のたくさんの命を
奪い取ってしまった。
息子へ読んでいる時に「どうしてこの人たちは裸なの?」っと聞いてきました。
原爆の威力って服が溶けるほどだったんだよ。
そしてこの溶けた衣服が肌に引っ付いてるのを
想像してごらんと。もう言葉が無いようでした。
私達が子供の頃に教わったように
私達も子供達へと伝えなければいけないこと。
イラストは恐ろしい様子がたくさんです。
下の子は怖いと言っていたのでまだ読むのは先になりそうです。
恐怖からみいちゃんの手に引っ付いたお箸が
とっても悲しく映りました。
こんな小さな体が体験したかと思うと涙が出ます。