派手さはないけれど、心に残る作品が多いユリ・シュルヴィツの作品ということで手にとりました。
夢のお告げを受けたアイザックは、宝物を探します。
「ちかくに あるものを みつけるために、とおくまで たびを しなければならないこともある」という言葉にとても惹かれました。
右往左往している過程が生きている上では必要なのですね。
効率優先で、最短距離で目的地に着くことが尊ばれている世の中なので、このような絵本を読むと、心のこりがやわらぐような気がします。回り道も重要です。
子ども向けというよりは、大人が読んだ方がわかる本だと思いました。