一作目のしまうまが、何で仕事を探すの・・・?と思っていたら、子供の頃のお話なのですね。
しまうまの子どもが自分なりに将来を見つめて、色々な大人に話を聞いていく様子は、物語が展開しているというだけでなく、自分探しをしているような、人生を見つめているような気がしました。
はじめに出てきた仲間達には、からかわれているのかと心配になりましたが、帰ってきたしまうまの子どもを見て、会うのをとても楽しみにしていたのだということが分かり、ほっと一安心。
自分探し、そして自分を必要としてくれている環境があると知れたことは、しまうまの子どもの人生に大きく影響したことでしょう。
この作品を通して、子供に自分のあり方も少し問うてみて欲しいと思うような、大人への階段を上るためのエッセンスが感じられる、そんなお話でした。