久しぶりに絵本を見て強く惹かれ、何より童心へと帰還させてもらいました。人ってみんな、どこかでサボテンな部分を持っていること、またそれが何よりも大切な部分であることを教えてくれる、メッセージ色の強い作品だと感じました。
サボテンという「かたち」はあれど、ある意味無表情な生き物を、感情である涙というキーワードと結び付けて、生き生きとした生き物(物語)へと表現させていて、読む人・聞く人・観る人・描く人・へと制作者の伝えたい想いが、気持ちがストレートに伝わってくる世界になっていると思いました。
現在、仕事の合間や休日を使って、知的障がい者施設にてアートセラピーの非常勤講師をしていますが、生徒たちに表現を指導していく過程での刺激にもなりました。今後の展開や作品にも大いに期待しています。