仲間に背中を押されて
自分の居場所を探しに旅するぞうのぐるんぱの話。
くつやさんに、お皿やさん、くるまやさんにクッキーやさん、ピアノ屋さん、それぞれのお店でぐるんぱは、上手なものを作ることができたんだけど
なんといってもどれもぞうさんサイズ。大きすぎる!とお店の人に追い出されてしまい、
しょんぼりしょんぼりしながら
ぐるんぱがたどりついたのは、
12人の子どもたちのお世話で忙しそうなお母さんのところ。
商品としては
大きすぎたぐるんぱの作品も
子どもたちにとっては特別な新しい遊具。
大きなピアノもくつも、お皿も車も、クッキーも大活躍。
もちろんぐるんぱも子どもたちの人気者。
よかった、ぐるんぱの居場所が見つかって。
失敗しながら迷いながら自分の居場所を見つけてほしいな、
こどもにそう願いながら読む一冊です。