昔から愛されている絵本。
そう、私も小さいころ読んだ覚えがあります。
読んだことなんてすっかり忘れてましたが、
子供に読み聞かせながら、ふいにフラッシュバックのように、
そのときの自分が感じた気持ちがよみがえってきました。
ぐるんぱがつくった幼稚園が本当に楽しそうで、
こんな幼稚園いいな〜。
大きなビスケット食べたいな〜。
お皿のプールで泳ぎたいな〜。
って、夢がいっぱい広がってました。
息子もおんなじだったようで、「ビスケット、でっかい!」
「ぞうさんのすべりだいだ〜!びょーん!」
なんていいながら、最後の場面は大興奮。
途中が「しょんぼりしょんぼり」とちょっと悲しいお話だけに、最後のぐるんぱのうれしそうな様子には、
子供もとっても安心するようです。
大人になった今よんでみると、
どうして、ぐるんぱは最初ひとりぼっちだったんだろう。
どうして仲間はずれになっていたんだろう。
なんて、考えてしまいます。
ある意味、現代にも通じるようなお話ですね。
働かずにいつもないてばかりのぐるんぱを、仲間が働きにだす。
それで、ぐるんぱの中で何かがかわるんですよね。
ないてばかりでは何もかわらない。
今はだめでも、必ず自分の居場所、自分を認めてくれる人がいる。
そんなことを教えてくれる絵本です。