何かの本で(江国香織さんだったかな?)この絵本に出てくる
ひょろっとしたうさぎさんがとってもセクシーという評を読んで
気になってた絵本です。
女の子がお母さんのプレゼントを考えています。
うさぎさん、いっしょに考えて欲しいの、とうさぎさんに頼みます。
お母さんの好きな色から贈り物を悩む二人。
けっきょくいろんな色の果物になるのですが、その過程で
「お母さん、鳥は外を飛んでいるのが好きなの」と
何度も言うのが印象的でした。
私も同じなので。
そしてちゃーんとお母さんのことを分かっている女の子に
気持ちが温かくなりました。
その気持ちがプレゼントなんだよね・・。
そして木漏れ日のような色のシャワーとその中に佇む紳士的なうさぎと女の子の情景がなんともいえないふしぎな空気を醸し出しています。
うさぎさんは10歳くらい年上の男の子のようにも思えました。
すてきな一冊でした。