どうも自分はグリム童話にはまってしまったようです。
様々な絵本、さまざまな「グリム童話集」を読んできて、いろいろなバリエーションがあるのですが、版が異なることにも重要な要素があるようです。
初版グリム童話集を読んでみると、良く知っているグリム童話よりも粗雑な感じがします。グリム兄弟は各地の昔話を収取して、まとめたのが初版本なのでしょう。
私たちが知っているグリム童話の大半は、初版の粗削りな原文が取捨選択され、肉付けされて出来上がったものなのでしょう。
同じような話が形を変えて何度も登場するのも初版の特徴です。
こうしてみると、西欧の昔話、ペロー童話など、類話が散見できるのもナットク。
初版を読んでから、絵本を読むと、作者たちの思いや脚色がより味わえるように思いました。