子どもたちは小さなところに入り込んで空想遊びするのが大好き。我が家の娘たちも小さな頃、大きなダンボール箱で家を作って、喜んで遊んでいました。「あれは楽しかったなぁ」と大人になった今でも言います。そんな子どもたちのワクワク感がそのまま絵本になっています。
中表紙に描かれた大きな箱とクリスティーナを見ただけで、何かが始まりそうな予感が・・。箱がまずはお城、それから秘密基地、そしてレーシングカーと次々に変わっていくのも面白い。クリスティーナの想像力は尽きることがありません。ユダヤ民謡の「ヨセフのだいじなコート」のような展開です。
遊びきって箱がぼろぼろになって、お母さんがホッとしたのもつかの間、また新しい箱が!!お母さんの嘆きもわかるけれど、小さな子どもさんがいる親ごさんには、子どもさんに ぜひこういう遊びをさせてあげて!とおすすめしたい。子どもさんには 空想遊びがとっても楽しいし、親にとっては 箱さえうまく調達できれば、費用もかからないのが有難いのです。