以前ブログで紹介されているのを読んで借りてきました。マドレーヌシリーズは少ししか読んだことがありませんが、ベーメルマンスの作品です。
エクアドルに住む赤ちゃん・ペドロは汽車に憧れているのでしょうね。はいはいしながら特急キト号に乗り込んでしまいました。
赤ちゃんをほったらかしにしていると二人の女の人が誤解しあって牽制している様子にクスリとしました。
ペドロを見つけた車掌さんがペドロの世話を献身的に見るのがよかったです。
ペドロがまだ話せる言葉が「ダダダダダ」しかなく、それが随所に出てきて、それもおもしろさを誘いました。
カカオ豆を作っているエクアドル。町の様子や人々の暮らしぶり。すべてがチョコレート色のみで描かれていて、郷愁をそそりました。
ペドロのお母さんを見つけた車掌さん、ほっとした反面少し寂しかったのではないでしょうか。絵からそんな感じが伝わってきました。