4歳1ヶ月の息子に読んでやりました。ねこ5匹と一緒に住むマリーおばさんは、近所にねこのことで問題を起こしてしまい、役所から引越しさせられてしまうという現代の社会問題を取り上げた絵本です。おばさんが引越しさせられてしまっても、ねこたちはそのまま住み続け、おばさんを待ち続けます。おばさんはねこたちを心配して元の家まで行き、元気であるねこを見て、自分だけがねこたちをかわいがっているわけではないことに気づき、ねこの新しいオーナーを探そうと思う、というお話です。読み続けているうちに、もしかしてとてもさびしいエンディングになってしまうのではないかと思うくらいちょっと心配もしましたが、濁してあるものの、その心配は不要です。社会問題としてとりあげるだけではなく、ちゃんとひとつの解決策を提示されているので、いい絵本だとは思いますが、子供には難しすぎたみたいです。