何と言っても、描かれている大自然が素晴らしい。
登場する動物達も、主人公のおこじょに始まって、かもしか、雷鳥、テンとかの日本に生息する貴重なものばかり。
お話は、生まれて半年たったので、おこじょのユキが独り立ちするシーンから始まります。
ところが、茶色いのに、ユキという名前のため、会う動物達に口々に笑われてしまいます。
そんなとき、出会ったのが、くまのチビチビ。
二人が名前について語るシーンは、何とも言えません。
そして、納得のエンディングを迎えるのですが、このお話には色々な要素が詰まっています。
母親の愛情、友情、そして自我の目覚めなどが、上手く自然の中に描かれているので、とても心に残る作品となると思います。
小さいおこじょのユキを、自分に置き換えて聞き入るお子さんも多いことだと思います。
名前の由来を教えるのに良い機会になるかも知れません。