動物は早くから親とはなれて一人だちします。
でも・・・やはりさびしいものなのですね。
「おこじょ」という動物はあまりなじみがなかったのですが、この絵本で生態を知りました。
ユキの成長を通して山の季節の移り変わりも描かれていて目にも綺麗な絵本です。
おこじょは春は茶色の毛皮なのだそうです。
なのに・・『ユキ』って名まえは似合わない・・お母さんはぼくのこときらいだったのかな・・?
一人の寂しさがツーンとつたわりました。
この絵本を読んだ後は子どもたちに『ぼくの名前ななんでつけたの?』『私の名まえは?』の質問攻めです。
誰にでもあるけど、誰にもたった一つしかないもの。
産まれてはじめてもらうもの・・
親から離れている『ユキ』も自分の名まえにいつもお母さんを感じて寂しくなくなる・・雪景色なのにあったかなラストで心あたたまるお話でした。