”かいくん”がお散歩をしていると、いろんなものが飛んで来てくっ付いてしまいます。それを見た動物たちは「そういうのが ほしいわ」って。すると、かいくんは何でも動物たちにあげてしまいます。
飛んでくるものも、さかな、ドーナッツ、イカ、おもちってなんだか変。
イカが鼻にくっ付いたライオンが「ちょっと、いかくさい」って言うところに、息子も私もツボにはまって大ウケでした。
ナンセンスなお散歩は、とっても面白くて、たっぷりたのしめます。
でも、それ以上に、お茶目でやさしいかいくんに、とっても温かい、幸せな気分になれる作品です。
かいくんが一つだけ、どうしても動物たちにあげられなかったもの・・・。
お父さんもきっと、読んだら心がちょっと丸く温かな気分になれると思います。