癌闘病の末亡くなったミュージシャン忌野清志郎さんの作品。
単なるタレント本かな、と思ったら、どうやら環境絵本らしい、ということでセレクト。
予想以上に内容のある作品でした。
木登りが好きなしょうくんが森で木の精と会い、出会ったのが、
不思議な生き物、ブーア。
ブーアの目は、危険に応じて青、黄、赤と変化するのです。
連れ帰ったしょうくんは、自分の住む環境に目を向けます。
とても迫力のある絵です。
生前の奇抜なファッションに通ずるところがあるのかもしれません。
遠目が利きそうだったので、おはなし会で読んでみました。
テーマ的に難しいかな、とも思いましたが、
ブーアという、親しみやすいキャラクターに子どもたちが惹き付けられて、
しっかりと聞いてもらえました。
やや重いテーマでしたが、そのメッセージがきっと伝わったと思います。