畏れを知る。
子どもがそれを知ることは、大切な事だと思います。
自然に対して。人に対して。
オンロックは、いたずらっ子や悪い子を食べてしまう魔物。
この物語で、長老の知恵と子どもたちによって、やしの実に閉じ込められたオンロックは、300年間、出てこられないといいます。
今年がその、300年目かもしれない・・・。
そんな読み方をすれば面白いお話です。
南の島の話とされた創作は、伝えられた話をモトにしたものなのか、はじめからの創作なのかがわからず、選ぶ側の大人が不安になってしまいます。ハードカバーでは、作者の解説が読めませんので。ということで、星が少なめになってしまいました。