目の付け所が面白い作品でした。
「おいぬさま」の動きや表情が面白かったです。
思わず「ぷぷぷ……」と、笑ってしまうシーンが満載!
この作者さんはMOEグランプリの大賞をとられた方だそうですが、絵本になったのはこの作品が初めみたいです。
1つ1つとても丁寧に描かれているけれど、余計な情報はしっかり省いてある。
どこを見てほしいのかきちんと計算されて作ってあるなぁと、思いました。
江戸時代の「生類憐みの令」などの話をチラッとして、小学校高学年から中学生、高校生の子どもたちに読んであげてみたいです。
読めば読むほど味が出るお話かも!
読み返してみるたびに新しい発見があって面白いです。
特に1つ1つの仕草をしているときの「おいぬさまの」表情、もっと言えば目を見てほしいな。