1800年代半ば、ブライディさんは、チャイムのなる時計でも、陶器の人形でもなく、一本のシャベルを持ってヨーロッパからアメリカへ渡りました。なぜ、シャベルなのだろう?なぜ、一人アメリカに旅立ったのだろう?そう思って読み進みました。
一人の女性の一生をシャベルという道具を介して物語が進んでいきます。途中から、イギリスの片田舎の美しいファーム(農場)を思い起こさせます。
まだ、近代化の進んでいない古きよき時代のお話です。
8才の息子は、はじめ絵が苦手だったようですが、徐々にそのようなことも忘れ、最後には「シャベルってこんなに使えるんだね、だから選んだんだね。」と言っていました。大きくなってから、もう一度読んであげたいです。