表紙の『すたすたかたつむり』を見て、あやちゃんは「かたつむりと違う」といいます。
「かたつむりに足が生えて『すたすた』とお散歩するお話だよ」と言うと「ふ〜ん」といった表情でした。
最初のページをめくると、『すたすたすたすた・・・・すた』と2ページにわたって、カラフルなすたすたの文字でいっぱいです。
このページを見て、あやちゃんはこの絵本が大好きになったようです。
私はあまりに『すたすた』が多いので、読んでいるうちに『たすたす』になっているような感じでした。
あやちゃんは『すたすた』を一つずつ指で押さえて、ゆっくりと「すたすた・・・すた」と読んでいきます。
『すたすた』という文字が、『すたすたかたつむり』の歩いた足跡のようになっていて、文字がカーブしたりしているのが、おもしろいようなのです。
下り坂では『すたすた』ではなく『すたたたたたっ』
これを見てあやちゃんは「なんで?」と聞くので、私が『すたたたたたっ』と勢いよく読んであげると、なるほどと思ったみたいです。
お散歩の途中、いろいろな動物達を『すたすた』とおいこして、最後にはうさぎさんまで・・・
『すたすた』の文字と『すたすたかたつむり』の表情で、歩くスピードがよく表されていると思いました。