おぎょうぎを知らないペンギンくんに、アライグマくんがマナーを教えようとするのですが。
ペンギンくん、何しろトンチンカンなことをたくさんします…しかし、「完成した大人の化身のようなアライグマくん」にはごく当たり前のことでも、何も知らないペンギンくんにはわからないほうが当たり前なのかもしれません。
ペンギンくんの切り返しを見ていると、ある意味、理にかなっている(屁理屈っぽいけど、本人はごく真面目?)…と感心するとともに、大人にいろいろ教えこまれるときの子どもって、ここまでしゃべれないからこんな理屈はこねられないけど、まさにペンギンくんのような心境なのかもしれない、ペンギンくんみたいに、脱線をしながら理解に近づくしかできないのかもしれないと思いました。
大人にしてみれば、何でそんな遠回りをするのだろう?と思うけど、子どもにしてみれば、寄るべき理屈のほうがまだできていないのだから、脱線するほうが当たり前なのかも?…と、妙な納得をさせられたのでした。
独特のユーモア(真面目なズレというか)が、おかしいです。