4歳の娘と読みました。
お父さんに「バッファローを捕まえる!」なぁんて
大口たたいてきたはいいけれど、
どうしたものか困ったビリーくん。
我らがジャンークロードまで動員したはいいけれど、
いざというときに「あとはおふたりでどうぞ!」と
知らぬ顔のジャン=クロードに、
心の中で拍手を送ってしまいました。
そうだよね、ジャンは最初っから、やめようよって、言ってたもんね。
それにしてもすっかりジャンに騙されたバッファローさん。
この絵本、出てくる登場人物はみんな、いいひとたちばかり。
娘もそれを感じ取ったのか、
「バッファローつかまえるなんてダメだよ、かわいそうだよ。」と
しきりとビリーに呼びかけていました。
果たしてこのバッファローさん、予想以上にとっても”いいひと”で、
帰宅するときの演出がとってもいい!
すっかり、ビリーのいい仲間になったんだね。
最後のワンシーンは本当に暖かく、嬉しい気持ちで読み終えました。
しかしどうしてビリーは一冊目ではギャングだったのだろう?、
気が良すぎてギャングになりきれず、
カウボーイに転身したのかな?
そんな解釈までしてしまうほど、
素敵なビリーとその仲間たちのお話です。