中川さんと大島さんの良いところがいっぱい詰まっている作品ではないでしょうか?
今は「問答」ってあまりやらないし、耳にすることも難しいですよね?
時にはこういう作品に触れて、ちょっとした言葉遊びの「問答」を楽しんでみるのもいいと思います。
一番分かり易いのは《のこぎり》とかけて《トランプと》解く。
その心は《どちらも切るんです》。
問答自体を知らない子ども達でもこの例題を読むと、なるほどそういう遊びか〜と、思い当たるのではないかな。
この絵本に出てくる『なぞかけ』はなかがわさんが考えられたのでしょうか?言葉のプロが考える『なぞかけ』はなかなか面白くて機転が利いてます。
それぞれのページの大島さんお挿し絵も楽しいです。
私が好きなページは牛がたくさん出てくる《ぎゅー》のところかな?
普通に読むよりは、友達同士で読んで問答遊びしてもらいたい作品です。