子どもの頃、楽しい海水浴が終わって、浮き輪の空気を抜くときの淋しさったらなかったですよね。
親になって、海水浴後の脱力感、「さ〜これから帰って、洗濯だ〜〜〜。」って言う気だるさ。
表紙絵から「何が始まるんだろう。」って、ワクワク。
浮き輪の空気を抜いて、更衣室で着替えて、「え゛〜〜〜〜〜〜〜。更衣室も〜〜〜〜〜、ぷしゅ〜〜〜〜〜?」
バスも、電車も、………。
ここまで来ると、次のページの予測がつきます。
でもでも、最後は、『なるほど〜そんな気持ちだろうな。』と笑えます。たくさん遊んだ一日、お疲れ様でした。
石井先生の絵は、とても楽しいですね。最後の主人公のあの表情は、最高です。
4歳の近所の子から、我が息子までおおうけでした。
読後、口角が自然とあがってしまう絵本は、すぐお薦めしたくなってしまいます。