わたしは女性ですが子どものころからヒーローものが大好きでした。
「ウルトラマンをつくったひとたち」は絵本ナビで紹介されていたのでとても興味があって、購入しました。
お話を作ったのは飯塚定雄さん。
デン・フィルム・エフェクトの社長です。
ウルトラにあまり詳しくない方でも、
デン・フィルム・エフェクトといえば「西遊記」の光学撮影を担当した、といえばお分かりの方もいらっしゃるのでは?
飯塚さんは「ウルトラマン」ではスペシウム光線の合成をされていました。
そしてこのお話の主人公も「デンさん」。
この「デンさん」という文字をみて「もしや…デンフィルムの社長じゃ?」と思いつつページをめくっていきました。
昭和41年の円谷プロの様子がそこにありました。
デンさんが円谷監督はどこかな?と探しながら
いろいろなスタジオをめぐるというストーリーの中で操演・空中・水中などの撮影場面が描かれています。
円谷監督とであったデンさんは監督に促されて読者に向けて自己紹介をします。
「ぼくのしごとは さくがぎし」
作画技師!
やはりデンさんは飯塚社長!
買ってよかった。
これは子どもたちにも充分読みきかせできるクオリティです。
ただし、幼児や低学年には夢を壊すかもしれないので、3年生以上がいいかも。
映像関わる職業の紹介としても充分な内容の絵本です。
ちなみに絵は、やはりデン・フィル・エフェクトのスタッフさん。
現場にいた人が、現場の空気をそのまま伝えてくれた素敵な絵本です。
ウルトラ好きのお父さんお母さん、ぜひ一冊お求めになるといいと思います!
(自身のブログから一部抜粋しました)