おっぱい大好きで、人一倍おっぱいに執着していた娘は、2歳7ヶ月になってもおっぱいがないと眠れず、
しまいには「○○ちゃんはおっぱいとバイバイしないの!!」と怒り、卒乳する気配が一向にありませんでした。
ここまできたら無理に引き離すのではなく、自然な形で娘から卒乳してもらえたら・・・と思い、3歳を目前にして”卒乳”を考えていた矢先、
こちらのおっぱいバイバイに出会いました。
全ページ試し読みをさせていただき、とても良い本だと感じたので購入。
届いたその日から、夜寝る前の娘に読み聞かせをしました。
初めて読み聞かせをしたその日、とても真剣に聞いていた娘でしたが、いつも通りおっぱいを飲んで寝ました。
ですが翌日、娘が自分から私に「○○ちゃんね、おっぱいバイバイするんだよね!」と言ってきたんです!!!
娘の中で大きな変化があったのは明らかでした。
そしてその日の晩、
この本を読み聞かせた後 娘は「だっこで背中トントンで寝る」といい、私がそのようにすると コトンと寝てしまいました。
その時は”一晩だけの娘の気まぐれかも”と思っていた私でしたが、娘はそのまま卒乳してしまいました。
おっぱいが恋しくなりクスンクスンとした日はありましたが、ギャーギャーと泣くようなこともなく、
あんなにおっぱいLOVEだった娘がまさかこんなにあっさり卒乳してしまうなんてと、私の方がさみしくなってしまうほどにスムーズな卒乳でした。
「もう赤ちゃんじゃないもんね」と優しく語りかけるような文章と、
あたたかみのある色彩で可愛らしい挿絵。
そしてなにより、おっぱいをやめなくてはならない子供の気持ちに寄り添うようなストーリーの、素敵な絵本でした。
本を読んだからといって娘のように読んですぐに卒乳できる子ばかりではないでしょうが、
これから”卒乳“”断乳”という一大イベントに挑むママさんとお子さんに是非読んでいただきたい1冊だと思います。
「母乳育児のラストシーンが、親子にとってすてきな思い出になりますように」
この絵本のはじめのページにあったこの一文、私と娘にとっての”ラストシーン”はこの絵本のおかげで素敵な思い出になりました。