この絵本に登場するお母さんと、私の父親が重なって見えました。
私の末の弟は、高齢出産で産まれ、父親にかなり厳しく仕込まれました。正直、可愛い可愛いと育てられた私から見ると可哀想な環境に身を置いていると感じていました。
でも、成長した今、弟の方が私よりずっと逞しくなっています。(今では親からは私が一番心配される始末)
きっと、この本のご両親と似たような感情から、厳しくしてきたんだろうと想像します。
そう思うと親の愛情に涙が出るし、また私も人の親なので共感する部分も多々ありました。一人っ子の我が子は、両親が逝ったあと強く生きていけるのか、そう思うと最近は特に厳しくなってしまいます。この厳しさの中の想いが、絵本のように後々、我が子に伝われば・・・と思います。