韓国の絵本です。
サプサリとは韓国固有の狗のことで、このサプサリの由来の物語です。
玄武・朱雀・青龍・白虎も登場し、この四神とサプサリは、金糸の刺繍で描いてあるかのように、インパクトのある絵になっています。
内容は、くらやみの国から火を探しに出かけた勇敢な犬が、様々な困難を乗り越えて、火の玉を持ち帰ったのに、くらやみの国では疎んじられてしまうという冒険と、英雄の受難の物語です。
登場人物が壮大なので、スケールは大きいのですが、子どもにはちょっと理解しにくいところがあります。
四神等はあまり馴染みがないので、読むときにはいちいち説明しながらでした。
そういう難点はあったものの、今まで見たことのない系統の絵本だったので、物珍しく興味を引いたようでした。
次男はいちいち「これなあに?」と聞きながらも、「面白かった」と言っていましたよ。