ある冬の日、犬のドムくんのところに手紙が一枚届きました。
「さむいさむい ときほど あつくなるもの なんだ?
わかったら ぼくんち あそびに おいで。
もりのタムより」
きつねのタムくんからの、なぞなぞお手紙です。
答えが分かったドムくんは、さっそくタムくんの家に向かいます。
タムくんの家に向かう道々でも答えをいくつも見つけたドムくんは、自信満々でタムくんの家に着きました。
でも、答えは違っていたのです。
楽しいなぞなぞ絵本です。
多くのページに温かな煙があって、青色を基調とした寒い冬の絵の中に、熱さを感じます。
そのため寒い中での熱さのありがたみを思い出して、温かな気持ちになりました。
また、絵本を読み進めているうちにドムくんの導き出した答えしかないような気持ちになっているので、最後のどんでん返しをとてもおもしろく感じました。